我々付き合いはすごく長いのですが、両家が顔を合わせるのはこれが初めての機会でした。どうなることかと気が気でなかったのですが、もちろん無事に済みました。良かった良かった。
「顔合わせ」という名目にかこつけて、やりたいことを全て詰め込もうと決めた結果。
- 彼のスーツを仕立てる
- シャングリラのなだ万で食事する
- 振袖を着る
- 新日本髪を結う+下がりの簪をつける
- 食事の前に写真館で記念撮影
しかし人生最後の振袖、これだけはゆずれない。完璧に仕上げたい。
下がりの簪については、予定が迫ってきた数日前に突如として思いつき、楽天やミンネ、amazon等で探し回り、最後にラクマでハンドメイドの簪を買うことに決めました。あろうことか、速達で発送して頂くのを忘れたため、顔合わせ当日のお昼、玄関を出た瞬間に品物が届くというギリギリ具合。彼にはたんまり怒られました。でも届いたので良かった。
当日の流れをメモ。
朝10時から近くのホテルの美容室で支度。まずは髪。
担当の方がお若いので、きちんと結っていただけるのだろうかと心配しました。事前に集めておいた日本髪の写真をタブレットで持参。鬢は小さ目、前髪はおろしたままの控えめな新日本髪、とすぐに好みをわかってくださって、理想の形そのものに結っていただきました。髪の生え方が左右対称でないので、バランスを取るのが難しそうでしたが、素敵に整えて頂き、この時点で気分は上々。
髪が終わると着付け。
お部屋に入るとベテランの着付け師の方が3人待ち構えており、あっというまに振袖を着つけて頂きました。
残念だったのが、鹿の子の帯揚げを間違えて持ってきたこと。短い方の帯揚げだったので、入り久結びができなかった…!唯一後悔したことです。
帯は母の婚礼の袋帯を持参。昔はふくら雀は好きでなかったんですが、最後の振袖ですから思い切り可愛くして頂こうと覚悟を決めて。その代り羽根の部分を大きくとお願いして、これも理想通りの形に締めて頂けました。
一仕事した気分になって、自宅に戻って小休止。
12時半に近所の写真館へ。(ここで簪が届く。車の中で装着。)
成人式の時も撮影して頂いたので、写真館の方は驚いたようでしたが、大変喜んでくださいました。写真を撮られ慣れない彼と、二人で記念撮影。3パターンくらい撮っていただきました。母の提案で向かい合わせのショットも。
撮影が済んだら、彼の方とは別々にシャングリラに向かい、なだ万の前で両家が待ち合わせ。彼のお母様は、私がプレゼントしたパシュミナのストールをつけてきてくださいました。嬉しかったです。
シャングリラでは向かって左側の個室に通されました。一面が窓になっています。
(右側の個室は二面が窓になっていて、もう少し広いお部屋のようでした)
緊張した面持ちで彼が短い挨拶をし、お互いの家族の紹介をして、父から乾杯の挨拶もしてもらいました。なんて言ってもらったか、ほとんど覚えていないけれど、「結婚を許可してもらえたんだな」と実感して、じーんとしましたね。
なだ万には初めてうかがいましたが、お皿や盛り方がとてもおしゃれで、落ち着いた雰囲気でもあり、すばらしいお食事でした。小さい方の個室といっても、5人では広々としてゆったりくつろげました。
会話がどんな方向へ向かうのか心配しましたが、我々の小さい頃の話題が中心になりました。親も気を使ってくれたようです。
お腹がいっぱいになったら、解散してそれぞれの自宅に戻りました。
彼の方はまさに「一仕事終えた!」という感じで、どっと疲れが出たようです。
何より、無事に済んで良かった。
0 件のコメント:
コメントを投稿